独自の稽古スタイルについて
東洋身体研究室の練習方法は、他の教室とは少し様子が違うようです。
今回は、一人の生徒の視点から、その稽古風景をお伝えしたいと思います。
各自が課題に向き合う時間
教室に着くと、まず各々が準備体操を始めます。全身を軽くほぐす人、股関節の柔軟を念入りにする人など、かける時間はまちまちです。
準備が終わった人から練習に入ります。站椿功(タントウ)をする方、先生から指示された単式練習をする方、もちろん型の練習をする方もいます。
みんな、それぞれの課題に没頭しています。
なぜ進度が違うのか?
練習の進み具合は人それぞれです。学び始めた時期や頻度(週1回か週3回か)の違いはもちろんですが、これまでスポーツや武術の経験があるか、あるいは「理論的に学ぶタイプ」か「感覚で学ぶタイプ」か、といった個性の違いも影響します。
先生は、その人その人に合った教え方を常に考えてくださっています。そのため、同じ時期に始めても進度に差が出ることはよくありますが、それは個別のカリキュラムが組まれている証でもあります。
厳しくも親切な個人指導
ひたすら練習していると、先生が回ってきて個人指導をしてくださいます。前回学んだ箇所の修正や、次の型の指導です。
時には「〇〇をやってみせてください」と言われ、緊張することもありますが、先生に直接習える時間は非常に濃密で勉強になります。
練習中の先生はとても厳しいです。
知りたいことには「1から10まで」細かく教えてくださるのですが、それはつまり、「話したこと全てを要求される」ということでもあります。
「いや、それ、まだ無理だって……」
心の中でそうつぶやくこともしばしばです。
学びのチャンス
運が良ければ(?)、他の方への指導のために、技の「受け手」を任されることもあります。痛みを伴うこともありますが、技の理屈を身体で知る絶好のチャンスです。
練習が終わると、整理体操をしながら先生への質問タイム。
武術の知識がまったくなかった私には、そこで耳に入ってくる話題も新鮮で、身体だけでなく知的好奇心も満たされる時間となっています。