2006.09.22 練拳閑話

王建華老師との激論!

今回は少し趣向を変えて、妻の視点から見た私の最初の先生(開門老師)、王建華老師についてのエピソードを紹介します。
彼女(現在の妻)と一緒に北京を訪れ、先生のお宅にお邪魔した時の記録です。


私が武術を学び初めて、中国に研修のために行くのは今回で2回目です。
それ以前に何度か中国に行ったのは、単に休暇を楽しむための旅行でした。

前回、中国に行き、武術を縁にたくさんの方に知り合うことができました。
その中で、私の大好きな王建華先生について、今回は書いてみようと思います。

おおらかで懐の深い、最初の先生

王先生は、代表(夫)が北京に留学した時に大学で教えていた先生です。
それが縁で、今でも中国に行ったら必ず代表は王先生のお宅を訪ねます。

王先生は、太極拳を教えておられますが、もともとは意拳を学ばれた方です。
先生は、とてもおおらかで、懐の大きな方です。
初めてお会いしたときも、人なつっこい笑顔で、迎えて下さいました。

王建華先生との写真
▲ 王建華先生と

手料理としゃぶしゃぶの歓迎

前回は、王先生の手料理でもてなしていただき、大感激!
特に本場ジャージャー麺は、ほんっとに美味しかったです。

今回、王先生とその家族と一緒に、昼食を食べに行きました。
しゃぶしゃぶをごちそうして頂いたのですが、その食べっぷり飲みっぷりもさすがでした^^。
しゃぶしゃぶも美味しいこと!

食事会の様子
▲ 楽しい食事会のひととき

言葉の壁を超えた「対話」

さて、昼食後、帰ろうとする私たちを引き留め、王先生は自宅に招き入れてお茶を勧めて下さいました。
お酒も入り、かなり良い気分だったこともあったのでしょう。
お茶を飲みながら、武術の話で盛り上がりました。

私は中国語が全くわからないのです。
でも、なぜか王先生の話されることは、中国語なのにわかります。
不思議です。

色々と武術話に花を咲かせた最後に、王先生は言われました。

「太極拳には長い長い歴史がある。
伝統太極拳はその歴史とともに歩んできている。
簡化太極拳はまだ50年の歴史しかないから、新しいと言われている。
でも、これがあと200年経ったら…どうなる?」

この問いは私にはとても衝撃的でした。

未来を見据える眼差し

先生は常に新しい武術界の動向を見ておられます。
と同時に武術の深い歴史も学ばれています。
そして常に未来に目を向けておられる、心も視野も広い方です。

先生と話すと背筋が伸びます。
武術を愛しているのだなぁと思います。
この方は、中国武術を学び、研究し、伝える方なのだなぁと思います。

武術を深く学んでいるからこそ、ぶつかってしまう壁があるのかもしれません。
王先生は、代表に言いたかったのだろうと思います。
未来を見なさいと。
武術の未来のために、今、自分ができることをしなさいと。

代表は、押され気味の激論を交わし、王先生の家を後にしたときに、言われました。

「王先生の言われることはとても大切なことだと思う。
まず、今、何ができるだろうか。
それは、自分にとっては、まず馬虹先生の陳式をとことん学ぶことだと。」

あれだけ、押され気味だったにもかかわらず、代表はすっきりした表情でした。
問いの中で、今の自分を見極めることができたのかもしれません。

王先生は今、引っ越しを予定していて、部屋の装飾にとっても凝っています。
古い中国の家のような装飾にしようと考えておられ、骨董なども揃えているんだという話をして下さいました。
まだ、いつになるかわかりませんが、新しいお家を訪ねる日が、今から楽しみです。

そして、今度はどんな激論を交わすのか、それも楽しみです。

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