王建華老師との激論!
今回は少し趣向を変えて、妻の視点から見た私の最初の先生(開門老師)、王建華老師についてのエピソードを紹介します。
彼女(現在の妻)と一緒に北京を訪れ、先生のお宅にお邪魔した時の記録です。
私が武術を学び初めて、中国に研修のために行くのは今回で2回目です。
それ以前に何度か中国に行ったのは、単に休暇を楽しむための旅行でした。
前回、中国に行き、武術を縁にたくさんの方に知り合うことができました。
その中で、私の大好きな王建華先生について、今回は書いてみようと思います。
おおらかで懐の深い、最初の先生
王先生は、代表(夫)が北京に留学した時に大学で教えていた先生です。
それが縁で、今でも中国に行ったら必ず代表は王先生のお宅を訪ねます。
王先生は、太極拳を教えておられますが、もともとは意拳を学ばれた方です。
先生は、とてもおおらかで、懐の大きな方です。
初めてお会いしたときも、人なつっこい笑顔で、迎えて下さいました。

手料理としゃぶしゃぶの歓迎
前回は、王先生の手料理でもてなしていただき、大感激!
特に本場ジャージャー麺は、ほんっとに美味しかったです。
今回、王先生とその家族と一緒に、昼食を食べに行きました。
しゃぶしゃぶをごちそうして頂いたのですが、その食べっぷり飲みっぷりもさすがでした^^。
しゃぶしゃぶも美味しいこと!

言葉の壁を超えた「対話」
さて、昼食後、帰ろうとする私たちを引き留め、王先生は自宅に招き入れてお茶を勧めて下さいました。
お酒も入り、かなり良い気分だったこともあったのでしょう。
お茶を飲みながら、武術の話で盛り上がりました。
私は中国語が全くわからないのです。
でも、なぜか王先生の話されることは、中国語なのにわかります。
不思議です。
色々と武術話に花を咲かせた最後に、王先生は言われました。
「太極拳には長い長い歴史がある。
伝統太極拳はその歴史とともに歩んできている。
簡化太極拳はまだ50年の歴史しかないから、新しいと言われている。
でも、これがあと200年経ったら…どうなる?」
この問いは私にはとても衝撃的でした。
未来を見据える眼差し
先生は常に新しい武術界の動向を見ておられます。
と同時に武術の深い歴史も学ばれています。
そして常に未来に目を向けておられる、心も視野も広い方です。
先生と話すと背筋が伸びます。
武術を愛しているのだなぁと思います。
この方は、中国武術を学び、研究し、伝える方なのだなぁと思います。
武術を深く学んでいるからこそ、ぶつかってしまう壁があるのかもしれません。
王先生は、代表に言いたかったのだろうと思います。
未来を見なさいと。
武術の未来のために、今、自分ができることをしなさいと。
代表は、押され気味の激論を交わし、王先生の家を後にしたときに、言われました。
「王先生の言われることはとても大切なことだと思う。
まず、今、何ができるだろうか。
それは、自分にとっては、まず馬虹先生の陳式をとことん学ぶことだと。」
あれだけ、押され気味だったにもかかわらず、代表はすっきりした表情でした。
問いの中で、今の自分を見極めることができたのかもしれません。
王先生は今、引っ越しを予定していて、部屋の装飾にとっても凝っています。
古い中国の家のような装飾にしようと考えておられ、骨董なども揃えているんだという話をして下さいました。
まだ、いつになるかわかりませんが、新しいお家を訪ねる日が、今から楽しみです。
そして、今度はどんな激論を交わすのか、それも楽しみです。