メモをとるということ(生徒の視点から)
教室では、習ったことをノートに書き留めることが推奨されています。
先生は非常に細かく指導してくださいますが、その場ですべてを体得するのは至難の業。だからこそ、言われたことを忠実に記録し、理解を深めるのです。
矛盾する?過去のメモと今日の指導
ある日、復習をしている時に先生から「肘底錘(チュウテイすい)の手の回転が大きすぎます。後ろまで回していますね」と指摘を受けました。
考えてみればその通りで、隙が大きく危険な動作です。
しかし、後でノートを見返して驚きました。以前のメモには、はっきりと「手を後ろから大きく回す」と書いてあったのです。
「先生の言うことが変わったのか? それとも書き間違い?」
指導の変化は成長の証
以前のメモを二重線で消して新しい内容を書き込みつつ、疑問に思って先生に尋ねてみました。
先生の答えはこうでした。
「最初に練習した時は動きが小さく縮こまっていたから、イメージとして『後ろまで大きく』と指導したのでしょう。動作を大きくすることの大切さはいつも言っている通りですからね」
なるほど! メモに書いてあったのは「その時の私」に必要な教えだったわけです。
練習によって私の動きが変化したからこそ、新たな、より精度の高い指導が必要になった。
進化するノート
「メモを書き足して、自分のためのノートがさらに進化しましたね」
先生にそう言われて、自分の成長を少し実感できた嬉しい出来事でした。