東洋身体研究室

当研究室は、広島県呉市に本部を置き、
呉市広島市を中心に活動しています。
伝統陳式太極拳の直轄・委託教室の運営、
個人への講師派遣が主な活動です。

私たちはこうやって書いている

前回の特集はもう読まれましたか?
まだの方はまずこちらを読んでから、
もう一度このページに戻るとメモの大切さがわかると思います。

いつもは文章が多いばかりの特集ですが、
今回は当たり前ですが、画像が多いです。
少し見づらいかもしれませんがご容赦下さい。

まず、一枚目。

思いっきり一部分のアップでわかりにくいと思いますが、
これは倒巻肱の歩法をメモしたところです。
書いたのはうちのスタッフです。

続けて二枚目
メモその2
これは護心錘ですね。
腰の動きは表現されていないですが、
(と言うよりは描写不可能ですが…)
雰囲気は良くつかめていると思います。

さて、さらに三枚目です。
メモその3
なかなかいいですね。
順序は逆になりましたが、護心錘の直前の翻身二起脚です。
意外と多い過渡動作の中から、無駄なくピックアップされていて、
後から見返すときに一連の流れを無理なく思い出せる構成です。
できれば、もっと解説が多い方がいいですが、
頭が良ければわかってることははしょってもいいです。
用法の説明も書かれていたらもっと良かったですね。

基本的にうちでは、全ての動作において用法の説明をします。
それを書かないでおくと、いざというときに力の流れが思い出せません。
しかし、総じてこの3枚なかなかよく書けています。
こういうと、かならず、


「私は絵が下手だから…」


と、いいわけを始める人がいます。

「いいんですよ、太極拳がうまくなりさえすれば」

そうでしょう?
うちだって、絵の書き方なんて教えてません。
そりゃー、絵心がないよりあった方がいいかもしれませんが、
正直、私だってありません。
だから大丈夫!

さて、さらに4枚目に行きますよ。
メモその4
これ、私の書いた物です…
馬虹師父の解説を忘れないようにものすごいスピードで書き殴った物です。
(字が汚いのはスピードのせいではないのですが…)
動作は、二路の躍歩護心錘の、足と体の関係、および手の動きです。
私のメモの取り方の基本は、

「全部書く」

です。
そのまま解説本になるくらい細かく書く、というのが基本です。
そうすることで、流れをそのままノートに再現することができるからです。

さて、最後にもう一枚。
メモその5
これも二路で、動作は雲手です。
ここでは解説は中国語で書いてます。
はっきり言って中国語で書いていく方が、
スピードは格段に速いです。
それは何も、私の中国語がうまい、とかいう話ではなく、
同じ内容を表すのに、字数が少なくてすむ、という特性の差が両言語間にあるからです。

たとえばここでは、

なにやら横に線が引かれてますが、その上の文章は、

「両手をまず右上方に『ポン』する。(さらに)下に『リュィ』してから、再び左に『ポン』する…」

てな意味の中国語が書かれてます。
日本語で書くと結構長いです。
中国語だと、13文字で終了です。
もちろん、誰も彼も中国語で書けるわけではないし、
その必要もないでしょう。
日本の先生は、総じて親切な方が多いですから、
黒板やホワイトボードを使ってくださったり、
聞けば何度も同じことを繰り返してくださったりします。
それを書いていけばいいんです。
テキストがある方は、それに注釈をつけていく、
というてもあります。
ただ、一度は自分の手で流れを書いてみてください。
きっと、すっと腹に落ちていく物があると思います。

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