東洋身体研究室

当研究室は、広島県呉市に本部を置き、
呉市広島市を中心に活動しています。
伝統陳式太極拳の直轄・委託教室の運営、
個人への講師派遣が主な活動です。

2005年11月 公開合同練習会

太極尺 2005年11月21日(日)県民文化センターにて、 今年も無事に合同練習会を終えることができました。 今回も、太極拳をはじめたばかりの人、もう長い人に加え、 初めての人が二人参加しての、賑やかな会になりました。 具体的な練習内容は、長い人にはさらに功夫を積めるように、 初めての人には、いろんな太極拳があると言うことをわかってもらえるように、 「太極尺」を使った功力訓練法と、陳式の看板動作である、「金剛搗碓」を、 馬虹師父の伝えるスタイルで行うものでした。

金剛搗碓1 「太極尺」は自分の前腕と同じくらいの長さの棒で、 それを用いて2種類の捻り方と、「朋勁」の訓練を行います。 これにより、臂力の養成と同時に、擒拿の練習にもなり、 身体をまとめて使うことを学ぶことができます。 当然、この訓練で身につけた動きは型で活かすことができます。 太極拳には、このような道具を使った訓練法もあります。

金剛搗碓2 さて、型は馬虹師父が伝えておられる「陳照奎」師爺のものです。 先師「陳発科」公が、自身が若い頃に練っておられた「低架式」を伝えたもので、 姿勢は「牌位陳」と呼ばれた「陳長興」を彷彿とさせるものです。 その看板動作である「金剛搗碓」は、太極拳で使われる勁がすべて表現されており、 すべてはこの変化である、と言っても過言ではありません。 初めての人も、見よう見まねながら、よくついてきていました。

2005年8月 無料体験教室

仲間と一緒に楽しく体を動かして 健康で強くしなやかな心と体作りをめざそう!

独立穿掌 2005年8月20日(土)・27日(土)の2日間、呉市立両城小学校体育館で、
無料カンフー教室を行いました。

虚歩亮掌 五歩拳を2回で学ぶ、というとってもハードな内容でしたが、参加した9名の仲間たちは楽しそうに、
少しでもたくさんのことを吸収しようと、頑張っていました。

弾腿衝拳 ぴーんと伸びてるかな!
かっこよく決まっているかな!
夏の暑い暑い体育館は、参加した子どもたちの熱気で更に熱く熱くなっていました!



2005年7月 ミニカンフー発表会

五歩拳1 2005年7月30日(土)こころライフプロデューススタジオの庭で、 子供たちによるミニカンフー発表会が行われました。 普段一生懸命練習してきた子供たちの、 初めての発表会でした。
最初は土曜教室の子供たちによる五歩拳の表演です。 練習ではばっちりだった二人も緊張のあまり、 途中で悩んだりもしていましたが、 かっこよくできたと思います。

初級棍 次は、まだ始めたばかりの棍術です。 実際は3人が次々とやりました。 基礎を始めたばかりだったのですが、このために套路を少し覚えました。 短かった練習期間を感じさせない、力のこもった表演を見せてくれました。
次の練習からは続きを覚えたいと、やる気満々でした。

五歩拳2 最後は、日曜教室の子供たちによる五歩拳でした。 両端の二人は姉弟で練習に通っています。
真ん中の男の子は小学校に上がったばかりですが、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちに負けないよう、 一生懸命、演武していました。

挨拶 全部で30分くらいの、本当に短い表演会でしたが、 みんな初めての経験で、緊張も大変なものだったと思います。 それでも一生懸命頑張ることができ、 それぞれに、普段の練習がどれだけ大切か、 を感じ取ってくれたのではないかと思っています。 無事に終わって、抱拳礼で挨拶をしました。



2004年12月 公開合同練習会

合同1 2004年12月5日(日)県民文化センターにて、 東洋身体研究室主催の教室や、講師派遣の教室で武術を 学ぶ仲間が一同に会する練習会を行いました。 今回公開練習と言うことで参加された体験の方や、 大勢の仲間との練習は初めての方もおられましたが、 同じ太極拳の高きをめざす仲間との交流ということもあり 終始なごやかな雰囲気での練習会となりました。

単臂雲手 今回の合同練習会では、伝統太極拳の基本理論研修を行いました。 まずは、太極拳技法と周易、中医の関係について学び、 さらに呼吸に合わせたそれぞれの型の学習をしました。 普段の練習メニューの単臂雲手(順纏)にも気合い十分。 陳式太極拳の型の基礎・基本といえる練習を繰り返し行いました。 初めての方にとっては、形をとることだけでも大変ですが 全て、型を学ぶ上での重要な動きとも言える練習です。 声を掛け合いながら、熱心に練習する仲間に励まされながら 楽しく練習を続けました。

掩手肱捶 型の練習では陳式太極拳第十四式、掩手肱捶を行いました。 掩手肱捶は動きの大きな派手な動作で、 陳式太極拳の中でも魅力的で憧れの動作でもあります。 上級者の仲間も初めて学ぶ仲間も、ひとつひとつの動きを 確認しながら真剣に学びました。 盛りだくさんの内容に、2時間の練習会もあっという間に 終わったかのようでした。 陳式太極拳の楽しさ、素晴らしさを、仲間とともに再認識する いい機会になったと思います。 これからも続けて切磋琢磨してまいりましょう!!



無料カンフー体験教室

アクション映画やマンガでおなじみのカンフー。 あなたもカンフー(中国武術)を通して、 健康で強くしなやかな心と体作りをめざしましょう。

  2004年9月12日(日)、19日(日)、26日(日)の3日間、 呉市立両城小学校体育館で無料カンフー太極拳教室を行いました。 陳式太極拳の最初の動作、金剛搗礁(こんごうとうたい)の 型を体験しました。

太極拳はゆったりゆっくりというイメージですが、 身体の全てを使った動きに、思ったよりもエネルギーを 使うんだなぁと感じられたかもしれません。 身体の全ての部分に意識をおくという経験は、きっとこれから 太極拳を学ぶ上で役立つと思います。 先生のしなやかで力強い表演に、感嘆の声があがっていました。



中国研修旅行

本場中国での武術研修に行ってきました!! 中国でしか味わえない感動と共に帰国しました。

がくがくぶるぶる… 2004年8月13日(金)〜 20日(金)の1週間、北京と石家荘での 武術研修に行ってきました。 2日目・3日目は北京にて陳式太極拳を中心とした武術研修を行いました。 張老師をお招きし、推手の指導などして頂きました。 初めての中国研修で直接ご指導頂くことに、緊張そして大興奮でした。

王老師宅にて 北京師範大学の王先生との北京ダックを囲んでの交流は、 武術についての大いに語り合う有意義なものとなりました。 太極拳を身体を整える元ととらえ、発展として様々なスポーツに取り組まれ、 伝統を重んじながらも新しい試みを続けておられる王先生の 武術に対する姿勢に感動を覚えました。

屋台にて 天安門前 市内観光では、万里の長城や天安門広場を見学しました。 夜の屋台や裏道の散策など、普通の海外旅行では行けない穴場へも…。 市内でのお土産選びなど、楽しいひとときを過ごしました。

馬虹門下生と張老師 石家庄では伝統太極拳の研修を行いました。 奇しくもマカオや韓国から馬先生のもとに学びに来られていた方々と 交流を持つこともできました。 伝統太極拳の厳しさや激しさはもとより、そのワールドワイドな魅力を 改めて感じさせられました。 先生方の熱意に少しでも多くのことを学ぶため、予定を変更して ぎりぎりの時間まで練習をしました。

馬虹師父宅にて 馬先生の自宅にお伺いして、伝統太極拳を学ぶ上での心構えなど、 伺うこともできました。 →→→インタビューはこちら!
新たな刺激をうけることは、何を学ぶ上でも重要なことです。 研修後、これまでよりもさらに力の入った指導がなされていると思います。 これからも、練習を重ね磨きをかけていきましょう。

2004年5月無料カンフー体験教室

アクション映画やマンガでおなじみのカンフー。 あなたも中国武術を通して、 健康で強くしなやかな心と体作りをめざそう!

2004年5月9日(日)・16日(日)・23日(日)3回シリーズで、 呉市立五番町小学校の講堂にて無料カンフー教室を行いました。

呉市内の12名の子ども達が楽しく中国武術を体験しました。 3回を通して、基本功を練習した後、俗にカマキリ拳法とも言われる 蟷螂拳(とうろうけん)の型に楽しく取り組みました!


なかなか先生のようにはうまくいかない… でも何度も練習して先生みたいになれたらいいなぁ…と 真剣に型を真似る子ども達の真剣なまなざしに、 先生も力が入っておられました!!



馬虹師父インタビュー

馬虹師父 <馬虹師父プロフィール>

  • 1927年、河北省深州市に生まれる。
  • 陳式太極拳第11代伝人。
  • 大学卒業後、長期にわたり教育、文筆、編集の仕事に携わるが、 過労から体をこわし、健康のために太極拳を始める。
  • 陳氏18世、第10代宗師陳照奎に拝師し、陳式太極拳を学ぶ。
  • 数年後健康を取り戻し、拳技を深める。
  • このことから太極拳の健身作用と技撃価値を認識し、 心血の全てを注ぎ、刻苦勉励し、研鑽に努める。
  • 北京に、河南にと、師について赴き、拳を学ぶ。
  • 併せて、3回ほど師を石家庄の自宅に招き、寝食を共にしながら その芸を受け、陳式太極拳の拳理、拳法の奥義をことごとく得る。
  • (「陳式太極拳体用全書」 馬虹 著 より訳出

馬虹師父宅にて 2004年8月18日 馬虹師父宅にて

<基本功について>

  • 裏山:太極拳における基本功、というものにはどんなものがありますか?
  • 師父:套路(とうろ)がすなわち基本功だ。套路で基本を学び、套路で基本を練る。
  • 裏山:これまで全く武術を学んだことがない者も、套路からやり始めていいのでしょうか?
  • 師父:それは全く問題ないことだ。 套路を通して基本を学んでいくのだから。

<站椿について>

  • 裏山:站椿はどのように行えばいいでしょうか?
  • 師父:陳式で重要な歩型は「弓登歩」だ。
    套路の中の動作を取り出し、例えば「単鞭」で行う、などのようにすると良いだろう。
    拳架(套路および、動作の完成形)こそが活椿、すなわち動く站椿であり、基本功だ。

<套路について>

  • 裏山:套路を行う上で注意すべきことを教えて下さい。
  • 師父:套路では、まず最初の段階として3つの「到位」を学ばなければならない。
    「到位」とは、「正しい位置に至る」ことを指す。
    まず、「動作が至る」
    套路の要求に従い、手の位置、足の位置、目線などあらゆるものを規格の通りに行う。

    次に、「勁力が至る」
    体の各部を正しく使い、纏絲勁(てんしけい)を至らす。

    最後に、「意念(眼神)が至る」。 今自分が行っている動作を理解し、それに伴う意識を正しく持つ。
  • 師父:さらに次の段階は、気血を巡らせる、ということを理解する。
    体には経絡が走り、そこを気が巡る。それを理解し、それに従って体を運用していく。
  • 師父:最後は、養生に至る。つまり健康である、ということだ。
    やはり、健康であることが最も大切なのだ。

<日本の太極拳について>

  • 裏山:日本では簡化太極拳(24式)が盛んで、多くの人が学んでいます。
    (形にとらわれて踊りのようになってしまっている部分も否めない?)
    私も一通り簡化太極拳を学んでいますが、 もし、伝統太極拳しか学んでないまま、簡化太極拳に出会ったなら、 それが(内面的な部分から)太極拳だとは気づかないような気がします。
  • 師父:そうかもしれない。
    太極拳には、技撃があり、健身があり、哲学がある。 それらを含まなければ太極拳とは言えない。
    (単に形を追うだけでは意味がないものなのだから。)
  • 裏山:多くの日本人は、中国のものにたいして幻想を抱いています。
    例えば、針灸や太極拳に関して言えば、まるで魔法のような技術で 健康を取り戻させてくれるものと考えているような部分があります。
    せっかく素晴らしい太極拳に出会い、始めたのに、 そういった幻想や誤解から、すぐに効果が現れないことに失望して、 健身効果が現れる前にやめてしまう人もいることが、とても残念です。
  • 師父:太極拳は、健身効果が高いものだ。しかし、そんな魔法のようなものではない。 やはり一定の期間努力をしなければ、望むような効果は得られないものだ。

<その他>

  • 師父:太極拳は螺旋だ。
    (両手で纏絲勁を表現して見せてくださった)
    螺旋は、小さいものは指紋から、大きいものは銀河、宇宙まである。 それを表現し、力として使うのが太極拳だ。
  • 裏山:人のDNAも螺旋ですね。
  • 師父:そのとおりだ。
  • 裏山:ありがとうございました。

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